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「片想い」

2005.11.27 *Sun
東野圭吾さんの作品。
この作品はミステリー要素はあんまり強くないです。
でも、読んでいくうちに主人公が「何かが違う」と思うところが多いのですが
それは読書側の私にも「なんかが違う、なんだろう」と
いろいろ推理を働かせてみるという点でいえば
ミステリーは確立されているといえると思います。

でも、それよりも男とは、女とは・・・人とはを考えさせられる作品です。
私は昔小学校の頃道徳で「女らしいとは?男らしいとは?」
という議題で発表しあったことを思い出しました。
私はたしか「女らしいとか、男らしいとは・・・という前に自分らしいということが大切だ」
というようなことを発表したのを覚えてます。
ちょっと生意気ですよね?
でもその頃すごく自分らしいってどういうことなんだろう。
私ってなんなんだろうと悩んでいた時期でもあったのです。


この作品の中には男と女をメディウスの輪でたとえてました。
本当にそういうものかもしれません。
繋がっているけど、果たしてこれが表なのか裏なのか・・・。
これは男と女ということだけでなく、1人の人間にも言えるんじゃないかなと思います。
私の中にも男の部分と女の部分とあるし、性格だっていろいろな部分があります。
そんないろいろな自分に戸惑った時もあったけど、それも私なんだと思うんですよね。
きっと性同一障害の人は戸惑うなんてもんじゃないと思います。
そのへんの苦悩もこの作品には描かれていますが
私にはきっと理解はできないんだと思うんです。
やっぱり当事者でなくては理解できないことは多いです。
わかろうとはできても完全にわかるなんてことは無理なことなんだと思うんです。
でも、人は人をわかろうとするところからはじまって
理解して認め合っていくのだと私は思ってます。

まずはみんなが自分を受け入れ、認めていきたいものですね。
せめて自分が自分に“片想い”しないためにも。


長くなってしまいましたが、一気に読めてそして考えさせられる作品です。


4167110091片想い
東野 圭吾
文藝春秋 2004-08-04

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東野圭吾作品 「パラレルワールド・ラブストーリー」 「怪しい人びと」 「変身」 「分身」 「白夜行」 「探偵ガリレオ」 「時生 トキオ」 「天使の耳」
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テンプレート配布者:サリイ (素材:ふるるか) ・・・ 
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